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【9日目:③ナポリ編】ロイヤルカリビアンの豪華客船で行く!地中海クルーズ12日間の旅!【ふすまぱん】

はじめに

 この記事は、私たち夫婦が2023年10月に行った、ロイヤルカリビアンの豪華客船での旅について書いた旅行記です。
 楽しかった旅行の思い出をブログとして残すことで、少しでもみなさまが旅行される際の参考になれば、という思いで書いております。

 最後まで読んでいただけると嬉しいです😊

それでは、よろしくお願いします。

今回は旅行9日目の第三弾。
前回はポンペイを観光しました。

 

前回の記事はコチラ
 ⇩

sasakumax.hatenablog.com

sasakumax.hatenablog.com

 

目次

 

ポンペイナポリ港へ

★12:30ごろ ヴェスヴィオ周遊鉄道に乗車

 ポンペイ観光を終え、最寄駅の「Pompei Scavi Villa Dei Misteri駅」からヴェスヴィオ周遊鉄道に乗車。ナポリへと帰ります。

 

★13:05ごろ ナポリ中央駅に到着

 乗車時間30分強で「ナポリ中央駅」に到着しました。

 予定では、ランチを食べてからナポリ市街を観光するはずでしたが・・・、

私、もう無理そう😵‍💫
ナポリは怖いし、船に帰る😵

 予定より1時間早く切り上げたのですが、ポンペイ観光はけっこう疲れました。それに長旅での疲労や、ナポリの治安の悪そうな雰囲気も重なり、ののちゃんは限界を迎えてしまったようです。

 とりあえず、いったん港まで帰ることにしました。

 「ナポリ中央駅」と直結している「GARIBALDI駅」に行き、地下鉄の「L1」に乗ります。切符は行きと同様に券売機で買えました。

 地下鉄1回乗車券:2.6€(約412円 1.3€×2人分 当日のレート:158.51円)

 

★13:20ごろ MUNICIPIO駅に到着

 乗車時間5分くらいで「MUNICIPIO駅」に着きました。
 ここからまた、ながーい通路を通ってナポリ港まで来ました。

やっと帰って来れた・・・。今日はもうゆっくり休もう🥱

あの・・・せっかくナポリまで来ているので、
自分一人で観光してもいいかな?

えっ? 治安悪そうだけど、一人で大丈夫かな?

たぶん大丈夫! 早めに帰ってくるから😆

 私、まだ体力に余裕があったし、どうしてもナポリ観光がしたかったのです。なので、ちょっとわがまま言って、ののちゃんを船に残し、一人で観光させてもらうことにしました😙

 

ナポリ観光(モデルルート)

★13:30ごろ ナポリ港から観光スタート

 というわけで、ここからは「さかもと、ナポリではじめてのおつかい編」が始まります。

海外で初の一人歩き。
しかもそれがナポリなんてドキドキするぜ!

 「ナポリを見てから死ね」というゲーテの有名な言葉もありますが、ナポリなんて一生にもう一度来れるか分かりません。
 後悔のないように、「なるべくたくさんのスポットを周る」という気持ちで進みます。

 半日かけてナポリ市街を周るので、観光のモデルルートとしても参考にしていただけたらと思います。

 

★13:40ごろ ヌォーヴォ城

 まずは、港からもよく見えるこちらの「ヌォーヴォ城」に向かいます。

◆ヌォーヴォ城とは?◆

 「ヌォーヴォ城」は、13世紀に、アンジュー家シチリアからナポリに移り住んできたときに建てた、ルネサンス様式のお城です。
 すでに近くに「卵城」というお城があったので、それと区別するために「新しい城(nuovo)」と名付けられました。

 10分くらい歩いてグルっと回り込み、正面に来ました。

 極太の円柱が特徴的ですね。

 門の上に描かれた絵。

 このお城は「ロの字」の形をしていて、門からは無料で中庭を見ることができます。

 入場料を払えば建物の中にも入ることができるらしいですが、今回はやめておきました。

★13:45ごろ ウンベルト一世のガレリア

 「ヌォーヴォ城」から5分ほど歩き、「ウンベルト一世のガレリア」へ。

◆ウンベルト一世のガレリアとは?◆

 「ウンベルト一世のガレリア」は、19世紀に建てられたショッピングモールです。ガラス製のドーム屋根とアーケードが特徴です。

ナポリに行ったら「ガレリアが見たい」

 と、ののちゃんが言っていたので来ました。ここは、ディズニーランド入り口にある「ワールドバザールのモデルになった」とか、「牡牛のレリーフの伝説がある」とか聞いていたのですが、実際に来てみるとなんか違う??

 改めて調べてみると、それらはすべてミラノにある「ヴィットーリオ=エマヌエーレ二世のガレリア」の話のようで、ここではありませんでした😓
 まぁ、こちらも同じ建築様式で作られていますから、似たような雰囲気は味わえます。

 オシャレなお店やカフェが立ち並びますが、高そうだし、あまり興味をそそられなかったのでスルーします。

 真ん中のレリーフ。「牡牛のレリーフ」を探しましたが、それはミラノでした😓

 

★13:50ごろ プレビシート広場

 ガレリアの南側から出てすぐのところに広がっているのが「プレビシート広場」。歴史的な建築物が集結している大きな広場です。

 下の写真は、広場の西側にある「サン・フランチェスコ・ディ・パオラ教会」。

 南側には「サレルノ」。

 東側には昔の「王宮」。

 

★13:55ごろ 「BRANDI」でランチ

 いっぱい歩きましたが、朝から何も食べていないのでお腹がすきました😵
 ちょっと遅くなりましたが、そろそろランチにします。

ナポリと言えば、ピッツァ!!🍕

 というわけで、本場のナポリピッツァを求め、「BRANDI」というお店に行きます。「プレビシート広場」からすぐ近くです。

 

◆BRANDIとは?◆

 「BRANDI」は、「マルゲリータピッツァ発祥の店」と言われている有名店です。
 1889年、ウンベルト一世の王妃「マルゲリータ」がナポリを訪れた際、王妃に献上するために、トマトソースの赤モッツァレラチーズの白バジルの緑を使い、イタリア国旗の色をイメージしたピザが作られました。王妃がこれをとても気に入ったため、王妃の名を取って、このピザは「マルゲリータ」と名付けられます。
 この時のピザ職人のお店が、こちらの「BRANDI」であることから、このお店が「マルゲリータの発祥の店」と言われるようになりました。

 せまい路地の中にお店があるので、この看板を目印にしましょう。

 この看板のある路地を、右に入って行ったところにあります。

 人気店なので、予約なしでは入れないかと思いましたが、運よく席が空いていました😊

 初の海外一人メシ。店に入るのも、注文するのも、すべてドキドキです🙄

お楽しみのお食事タイム!

 

エスプレッソ

 「イタリアといえばエスプレッソコーヒー」という、イメージと憧れがあったので頼んでみました。(1.5€

エスプレッソのマナー◆

 本場イタリアでは、エスプレッソの飲み方にもマナーがあるらしいです。

 事前に調べていたところによると・・・

  1. 砂糖は入れるけど混ぜない。
  2. 3口くらいで素早く飲む。
  3. 最後は底に残った砂糖をスプーンで食べる。

 さらに言うと、本当は食後に飲むものらしいですが、なぜか食前に提供されました😓

最初苦くて、後半甘い。
これが本場のエスプレッソ☕

 

マルゲリータ

 そして、このお店に来たら、もちろん頼むのは「マルゲリータ」。(8.5€

 真ん中の生地は薄いけど、ローマのピザほどパリパリではない。耳は分厚くてモッチリ。まさにこの特徴は「ナポリピッツァ」です🍕

 この旅で、アメリカ、ローマ、ナポリのピザを食べました。同じピザですが、みんな違いがあって面白いです😆

 フレッシュなトマトの味、チーズの塩味、新鮮なバジルの風味が合わさって美味い😋
 生地も焼き立てでアツアツ、モッチリした食感が最高。やはりピザは焼き立てに限るぜ😏

 本場ナポリで食べるということで、かなり雰囲気にやられている部分はあると思いますが、この旅行中に食べたものの中でも最高クラスの美味しさでした😊

 

ナポリピッツァのマナー◆

 本場イタリアでは、ピザの食べ方にもマナーがあるらしいです。

 事前に調べていたところによると・・・

  1. ピザは一人一枚食べる(複数人で行ったら人数分頼む)。
  2. ナイフとフォークで食べる(ピザカッターは無い)。

 少食の人は、一人一枚食べるの大変そうですね😓

 

トルタカプレーゼ

 「おススメのドルチェをください」と言ったらこれが出てきました。(5€

 南イタリアカプリ島風のケーキで、ガトーショコラに近いですが、小麦粉を使っていないらしいです。
 甘過ぎず、重た過ぎず、ちょうどいいくらいでした。味は普通のガトーショコラに近く、見た目通りでした。

 

価格
  • エスプレッソ 2€
  • マルゲリータ 8.5€
  • トルタカプレーゼ 5€
  • 席料 2€
    (チップは不要でしたが、席料2€が自動的に請求されました。)

 合計:17€(約2,695円 当日のレート:1€=158.51円)

 

感想

 本場で飲むエスプレッソと、「マルゲリータ発祥の店」で食べるマルゲリータは、雰囲気による補正もありましたが最高でした😆

 しかし、ネットを見ていると、真のピザ通の方々は「このお店は『ただの発祥のお店』であって、美味しい店はここじゃない」とおっしゃっています。機会があれば別のお店にも行ってみたいものです。

 

 最後に・・・、レジにいたオジサン😠 いかつくて怖かったですが、勇気を出して、

Di molto bene!(最高でした!)

 と挨拶したら。

Grazie!(グラッツェ)!)😆

と満面の笑みで返してくれました!

イタリア語でやり取りできた! 感動🤣

 

★15:05ごろ 卵城

 無事にランチを食べ終えたので、観光を再開します。

 ランチのお店から歩いて15分くらいで、「卵城」が見えるところまで来ました。

◆卵城とは?◆

 このお城は、途中で建替えされていますが、元々は紀元前の古代ローマ時代に建てられたものです。
 古代ローマの詩人「ヴェルギリウス」が、城の地下に卵を隠し、「この卵が割れるとき、ナポリの街も滅びるだろう」という言葉を残したのが「卵城」という名前の由来だと言われています。

 この写真の角度からだと分かりにくいですが、陸地と少し離れた「メガリデ島」という島に建っているお城です。日本で言うと「江の島」みたいな感じでしょうか。
 もっと西側から撮影すれば、島に建っていることがよく分かる写真が撮れるようですが、そこまでの元気がありませんでした😵

 しかも、残念ながら、この時は改修工事中で入れませんでした。開放されているときは、無料で入れるらしいです。

 

★15:10ごろ サンタルチア港周辺

 「卵城」の近くにはサンタルチア港があり、海がよく見えるので、波打ち際まで降りてみることにしました。いい景色😀 

 「♬サンタ~ル~チィア~」という歌が有名ですが、なるほどココなんですね!

 ヨットや小舟がたくさん。他の方々も、海を見てゆっくりしている様子。

 近くにあった「巨人の噴水」。

 

★15:25ごろ フニコラーレに乗る

 10分ほど歩いて、ガレリアの方まで戻ってきました。

 ナポリ名物の「フニコラーレ(Funicolare)」というケーブルカーに乗ってみようと思い、「funicolare centrale線」の「augusteo」という駅に来ました。

 券売機で切符を買います。券売機は結構わかりやすかったです。

 フニコラーレの乗車券:1.3€(約206円 当日のレート:1€=158.51円)

 こちらの駅、改札の前に扉があり、電車が来ていない時は改札に入ることすらできないようになっています。
 この写真はドアが開き始めたところ。ドアの奥に改札があるのが分かりますでしょうか?

 はじめは「卵城」に引続き、コチラもお休みなんじゃないかとヒヤヒヤしました😓

 そして、改札を通ると待合スペースがあります。

 しかし、ホームに行くドア(写真の右)はまだ閉じていて、電車がホームに来て停車してからじゃないと開きません。
 最近は、日本の駅も「ホームドア」が増えてきましたが、こちらは電車が動いている間は「そもそもホーム自体に入れないようにする」という徹底ぶりです。

 少し待つと電車が来ました。これがフニコラーレ。

 新しくなったらしく、イメージしていた車両よりも近代的なデザインです。「♬フニクリ♬フニクラ」という歌が有名ですね。

 車内はこんな感じ。

 そして、すぐに出発。

 ケーブルカーからの景色を楽しみにしていたのですが・・・ここで残念なお知らせ。
 この「funicolare centrale線」ですが、最初から最後までずっとトンネルの中を通るので、景色は一切見えません😫
 「フニコラーレ」には他の路線もあるようですが、他の路線もだいたい同じらしいので、景色に期待して乗るのはやめておきましょう。

 短い路線なので10分もかからず終点の「piazza fuga駅」に着きました。

 古い車両が展示してあります。そうそう、こんなイメージ。

 駅から出るとこんな感じ。

 この辺は治安がいいのか、街並みが比較的キレイな気がします。

 ちょっと調べたところ、ここから15分ほど歩くと「サンテルモ」という見晴らしのいい観光スポットがあるらしいです(入場料有料)。

 ちょっと迷いましたが、時間的に厳しいと判断し、今回は「サンテルモ城」の観光は断念しました。ここまで来ていながら勿体ないですが、今日の観光はその場のノリで動いているので、ちょっと仕方ないですかね😓

 再び「フニコラーレ」に乗って「augusteo駅」まで戻ります。

 登って降りてきただけですが、なんだかんだ1時間くらい経っていました。

 

★16:20ごろ 「スパッカナポリ」へ

 ここからは、ナポリ旧市街を歩いてみることにしました。

 このような細い通りがたくさんあります。

 上の写真のように、色とりどりの旗や装飾品が吊るされた通りがたくさんあります。伝統的には洗濯物などを干していたようですが、観光客向けにアレンジされているのでしょう。

 ここは植物がたくさん。

 そして、有名な「スパッカナポリ」と呼ばれる通りまでやってきました。
 

◆スパッカナポリとは?◆

 「スパッカナポリ」は、世界遺産に登録されているナポリの旧市街地の通りです。「スパッカ」は「二つに割る」という意味で、その名の通りナポリ旧市街を真っ二つに割るように道が通っています。
 狭い通りに小さいお店がギュッと詰まっていて、人もたくさんでゴチャゴチャのワチャワチャ。ちょっと危険な香りがするところもあってカオスです。
 人混みが多いので、スリなどのトラブルにも要注意ですね。


 (あんまり雰囲気が伝わる写真が撮れていなくて申し訳ない😔)

 

★16:35ごろ サンタ・キアラ教会

 「スパッカナポリ」を進んでいくと、ちょっと開けたところに出ました。

 上の写真、左のデコボコした壁の建物が「ジェズ・ヌォーヴォ教会」。
 右に見えるのが「サンタ・キアラ教会」です。

 今回は、「サンタ・キアラ教会」に入ってみる。

 こちらは14世紀に建てられたゴシック様式の教会らしいです。

 比較的シンプルな礼拝堂に見えますが、絵画や彫刻などもありますね。

 こちらの教会、基本は無料で入れるのですが、有料で入れる回廊があり、そこが一番の見どころだったようです。
 ケチって無料部分しか見なかったので、ちょっとだけ後悔😔

 無料部分だけなら、5~10分くらいで見終わりました。

 

★17:00ごろ サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂

 「サンタ・キアラ教会」から、再び旧市街を15分ほど歩き、「サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂」に到着しました。

 こちらは「ナポリのドゥオモ(その地域を代表する聖堂)」ということで、とても大きい。近づくと写真に納まりきらないほどの大きさです。

 中はこんな感じ。

 広くて、祭壇もたくさんあります。

 天井画も気合いが入っている。

 地下聖堂にも入れるらしいので、行ってみましょう。

 地下はちょっと不思議な空間ですね。

 こちらの聖堂は無料で見学できます(トイレは有料です)。

 

★17:15ごろ 観光終了~港へ帰る

 ナポリ観光は以上で終了。一人旅を満喫しました。
 本日の「All Aboard(乗船時間)は18:30」。1時間前には船に着きたいので、ちょっと急ぎ足で港まで帰ります。

ここから港まで15分あれば着ける。
GoogleMapを使えば楽勝だぜ。

 と、余裕ぶっていたのですが・・・。

え~っ! スマホの電池が4%しかない!!

 気付いたら電池がギリギリでした。ここで地図見れなくなったら、マジでやばい😨
 電池を節約しつつ、帰り道を急ぎます。

 「スパッカナポリ」の人混みも危険ですが、たまにこういう全然人がいない通りもあります。なんとなく不穏な空気がして怖いです😣

 

 えー、ナポリの信号どうなってるの?!
 赤も青も点いてなくて、車ドンドン来るから渡れないんですけど~😵

 

★17:50ごろ 港に到着

 焦りましたが、なんとか港に着きました。大聖堂から徒歩15分では着けず、30分以上かかりました😵

危なかった~😔

 乗船手続で少し並びましたが、無事に乗船できました。
 今まで、早めに乗船するのを心掛けていましたが、急な一人旅と慣れが重なり、少し慢心していたようです。いやー、ちょっと危なかった😓

 

★18:30ごろ 出航

 乗船してしばらくすると、船はナポリ港から出港していきます。
 これで3日間にわたるイタリア観光も終わりです。イタリア、観光地もたくさんあって、ご飯も美味しい。素晴らしい国でした。
 ぜひまた行きたいですね😆

 最後に、ナポリの夕日に向かって、「Arrivederci(サヨナラだ)!」。

 

おまけ:その頃、ののちゃんは・・・

 船内の「SORRENTO'S」で、アメリカンなピザを食べていた。

ナポリピッツァは食べられなかったけど、コレはコレで美味い😋
私これ好き。

 

今回のルート

 

イタリアはいいところだな・・・つづく!

 

次回は船内でゆっくりします。

 

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